戦後80年、日中国交正常化70年という節目の年に、両国の歩みを振り返り、未来の平和と友好を語り継ぐ場を創出します。

対立ではなく対話、断絶ではなく連携を
歴史や文化、価値観の違いから対立が生まれやすい時代において、本プロジェクトは「対話」を通じた相互理解を重視。断絶ではなく連携へと繋ぐため、政治的な立場や世代を越えて意見を交わせる多層的なプログラムを設計。展示やトーク、学生発表などの場を通じ、参加者が互いの背景や思いを知り、共感し、共に未来を築く意識を育てます。日本と中国、それぞれの国の多様な声が交差し、これまでにない“民間による平和・友好の場”を創出することが本企画の重要な柱です。
次世代に「平和の感性」を伝える
本プロジェクトでは、未来を担う子どもや若者に「平和の感性」を育むことを重要な目的としています。戦争や国交正常化の歴史を直接知らない世代だからこそ、平和の意味を自ら考え、感じる経験が必要です。展示やアート、ワークショップなどを通して、楽しみながら学び、体験することで、歴史の重みや人とのつながりの大切さを心で理解するきっかけを提供します。また、学生による研究発表など、若い世代が主体的に参加し、自らの視点で平和と国際理解を表現できる機会も設けます。平和は知識だけでなく感性で守るもの――それを次世代に継承することが、私たちの使命です。